朝のパン品出しバイトをし始めてから1カ月がたったので、ベテラン先輩に聞いたり試行錯誤したりして学んだコツを書いていこうと思います。
基本情報
勤務時間:朝8時〜10時(お店のオープン前)
内容:パンが入ったトレー(50cm×40cm×10cm)が2mくらいのタワーになって売り場に出されており、ジャンルごとに分かれた売り場に品出しする
売り場の種類:食パン/菓子パン/子ども向けパン/惣菜パンなど
パンは、10タワーほど積み重なった状態で搬入されてくる
品出しの原則
守る必要がある原則
原則① 消費期限が過ぎた品は廃棄
お客さんに期限が過ぎたものを提供するわけにはいかないので、絶対のルールです!
これだけは「絶対に」守る必要があります。
ちなみに私が勤務するスーパーでは、当日分は別の売り場でセール品として売るので、消費期限切れと当日分を棚から抜き取る必要があります。
原則② 消費期限が近いものを前に、遠いものを後ろに
これもフードロスを減らすため、守る必要があります。
原則③ パンは綺麗に配列する
パンがぐっちゃぐちゃに置かれてたら、お客さんが不快に思って買いたくなくなるかもしれません。
また、1つでも多くパンを入れるためにも、綺麗に配列する必要があります。
作業効率を上げる原則
朝の品出しというのは、オープン時間までに必ず品出しを終えなければなりません。
したがって、作業効率を上げることが必須条件となります。
作業効率とは、「その日の品出しするパンをどれだけ早く出せるか」と定義します。
その日のパンの量はこちらではコントロールできないので、いかに品出しスピードを上げるか、もしくは無駄な時間を省くかということが、作業効率を上げることに直結します。
以下の原則は、無駄な時間を省くことや、忙しくて頭が混乱するのを防ぐことを主眼に置いています。
原則④ 棚がいっぱいで、品出しする必要がないパンを覚える
原則⑤ 一つの手順をやり終えてから、次の手順に取り掛かる
実際の手順とコツ
以下の手順が、品出しにおいて最も効率的です。
原則⑤に従い、それぞれの手順は必ずやりきってから、次の手順に進むようにしてください。
手順① 消費期限切れ or 当日分を棚から抜き出す
「モノをどこかに置く」ためには、
- 置きたいモノの大きさの把握
- 置くためのスペースがあるのか無いのかの把握
- ある場合、スペースを作ること(ない場合、置くのを諦める)
- 作ったスペースにモノを置く
という手順が必要です。品出しするパンの大きさは常に一定で、すでに把握できています。それに対し、棚のスペースはパンの売れ行きによって毎日変化します。
したがって、パンの品出しにおいて、まず見るべきは売り場棚です。
この手順①は、必然的に売り場を見ることになるので、以下の3つが一気にできます。
- 棚に入ってるパンの消費期限の確認
- 乱雑になっているパンの整列(消費期限が近い物から前に詰める)
- 品出しする必要がないパンの把握
つまり、この手順一つで、原則①~④を満たすことができます。
手順② トレーのジャンル分け
タワーからトレーを取って、総菜パンコーナーに行って、またトレーを取って今度は菓子パンコーナーに行って…なんてやってたら無駄な移動時間がかさんでしまいます。
それより、原則⑤に従い、まずはトレーを売り場ごとにジャンル分けして、それからパンを棚に入れた方が混乱しないし、移動も少なくて、はるかに効率的です。
ただし、「完璧」にジャンル分けする必要はありません。完璧を目指すと逆に時間がかかるので、9割くらいの精確さで十分です。
また、手順①で品出しする必要のないパンを事前に把握しておいたので、ジャンル分けの際にいらないパンを弾いて時短しましょう。
手順③ ジャンル分けしたパンを棚に入れる
手順②で、品出しする必要があるトレーだけを、売り場ごとにジャンル分けし、手順①で売り場棚のスペースを作って整列してあるので、あとはパンを綺麗に入れるだけです。
手順③で個人的に重要だと思うのは、パンを入れるか入れないかの判断力です。
手順③は最後の段階なので、一番時間がなくて焦ります。
時間に余裕を持てそうなら棚に満タンに入れるべきですが、時間がない場合には、明らかにスペースが開いているパンを優先し、それ以外を切り捨てる判断力とそのスピードが重要になってきます。
まとめ
朝の品出しで重要なのは、守らなきゃいけない原則を守りつつ、移動時間や何すれば良いか分からなくて動けなくなるといった無駄な時間をいかに省くかです。
それを具体化したのが上記の手順ですが、新しい手順を思いついたら随時追記していこうと思います。